夏の脳梗塞について | 尼崎市で脳梗塞・脳出血の後遺症改善を目指す脳梗塞リハビリステーションPROGRESS

夏の脳梗塞について | 尼崎市で脳梗塞・脳出血の後遺症改善を目指す脳梗塞リハビリステーションPROGRESS

お知らせ

夏の脳梗塞について

2023/06/13

お知らせ

 

 

夏場には水分不足による血流悪化などの要因で脳梗塞の発症率が上昇します。

夏に多くなる原因・対策、またその兆候について紹介致します。

 

 

 

脳梗塞の種類

 

…「ラクナ脳梗塞」「アテローム血栓性脳梗塞」が夏場の発症が増えるとされています。

特にラクナ脳梗塞は、微細な血管内の梗塞によって発症するものなので、水分不足による血液粘度の上昇、それに伴う血栓作成の影響を非常に受けやすいためだと考えられます。

 

尚、脳梗塞を含めた脳卒中症状などに関する具体的な内容は当HPの下記ブログにて紹介しております。

是非一度ご覧ください。

 

■「脳卒中という症状はどんな病気か調べてみよう」

脳卒中という症状はどんな病気か調べてみよう

 

 

 

夏に脳梗塞が増える理由の一端として、発汗などで電解質(塩分など)を含む水分を排出していくと、血液濃度が高まり血液の粘度が上昇。

血管内での血栓生成を促進させることで脳梗塞を引き起こしやすくなると考えられています。

 

尚、水分を失うタイミングは意外と多く、気づかないうちに脱水状態になっていることもあります。

 

●水分補給のタイミング

 

運動時には水分補給をしっかり備える方も多いと思いますが、

上の図のように必要な時に必要な量の水分を摂らない、摂れない(もしくは摂取量より排出量が上回る)ため脱水状態に陥る場合も多いです。

 

また、夏の熱中症発症の約4割は夜間就寝時に起きているため、水分を摂れないタイミングが長時間続く睡眠前後は特に水分補給に関して注意をしておきましょう。

 

■参考

三望病院 様 「夏場に多い脳梗塞~略~見分けが重要」より

http://www.sanseihospital.com/kenko3.html

 

トリム ミズラボ 様 「正しい水分補給のタイミングとは?」より

正しい水分補給のタイミングとは?おすすめの飲み物や注意点も解説

 

 

 

・水の致死量は「約6リットル」

個人差にもよりますが、水の致死量は約6リットル以上となっており、運動時でも過剰に水分を摂取すると死亡事故につながることもあるのです。

 

その原因は、体内のナトリウム(塩分)が薄くなってしまうため。

高血圧にもつながるので塩分は少ない・薄い方がいいという方もいるかと思いますが、実は水だけでなく塩分も生命活動維持のために非常に大切な役割を担っているのです。

 

●ナトリウム(塩分)の働き

①細胞の働き維持・正常化

・栄養の受け渡し等に係る細胞内外の浸透圧を一定に保ちます

ここに障害がおきると"循環不全" "血圧低下" "ショック症状"などを引き起こす可能性が高まります。

 

②神経・筋肉の働きの調整

・塩分は脳からの電気信号が神経細胞間を移動する際の橋渡し役となります

例えば夏場によく起きる"足を攣る"なども塩分不足による伝達障害により引き起こされます。

 

③食欲・味覚の正常化

・塩分はおいしさを感じる感覚を保ち、食欲の増進・維持を助けます。

塩を抜くと食欲の減退にも繋がるため、塩分の不足を引き起こすことにも繋がります。

 

 

●低ナトリウム血症

低ナトリウム血症とは?

 

低ナトリウム血症が起こる原因として、

・一度に大量の飲水を行う

・発汗・下痢・嘔吐・心不全・肝不全・薬物使用

以上のような原因で水分・塩分が多量に排出されることで起こります。

体調を崩した際や運動時などはもちろん、普段から適度な塩分を摂取することを心がけておくといいかもしれません。

 

■参考

健康うちごはん 様 「塩分が不足するとどうなるの?」より

https://www.medifoods.jp/blog/post-217.html

 

MSDマニュアル 家庭版 様 「低ナトリウム血症(血液中のナトリウム濃度が低いこと)」より

ナトリウム濃度が薄くなることによっておこる障害

 

 

 

 

「水分を摂っていたのに意識が朦朧としていた」

「涼しい部屋にいたのに倦怠感を覚え、気持ち悪かった」

夏だからと言ってこういった症状を熱中症だと断定すると危険です。

 

先にもお伝えしていますが、脳卒中・熱中症はどちらも「めまい」「ふらつき」があるため、熱中症だと思ったら脳梗塞だった、ということもあります。

 

ただし、脳梗塞には熱中症にはない「麻痺」などの特徴的な症状もあるため、こういった点に注意することで熱中症と脳梗塞を間違えるリスクが減る可能性があります。

 

熱中症の症状/脳梗塞の症状

 

…熱中症時はまず何よりも体を冷やすことが優先されるため日陰・涼しい場所などで身体を落ち着かせることが重要ですが、脳梗塞の場合は迅速な初期対応と治療が求められるため、熱中症と同じ対応をした際に必要な処置対応に大きな遅れが出てしまうことになります。

症状を訴えた人の様子をよく見て、麻痺等の差異に気づけるかが重要です。

 

・脳梗塞治療が有効な時間

脳梗塞は発症から約4時間内に血栓溶解剤を静脈注射できれば、

約4割の方が後遺症を残さないレベルでの回復が見込め、8時間以内にカテーテルでの血管内治療ができれば命を救える可能性があります。

 

 

 

・一人でいる時に脳梗塞を発症してしまった場合

一人暮らしの方など、周囲に人がいない時に脳梗塞・熱中症を引き起こしてしまった場合は、まず119番などに電話をかけましょう。

 

脳梗塞の場合患者様本人が話すことのできない状況が考えられますが、

対応先の質問に対し受話器を叩くなどのコミュニケーションをとることで住所特定を行うことも可能です。

周囲に頼れる人がいない時もあきらめず、まずは外部に自分の状況を発信し、認知してもらうことが大切です。

また、119番への連絡はFAXでも可能なので、予め住所などを記載した用紙を準備し自分の状況を迅速に知らせられる備えをしておくことも有効です。

 

 

■参考

文春オンライン 様 「あの西城秀樹さんも~省略~対処法」

https://bunshun.jp/articles/-/7844?page=2

 

性マリアンナ医科大学 東横病院脳卒中センター 様 「脳卒中の警告サイン:すぐに救急車を!」より

https://www.toyoko-stroke.com/explain/sign.html

 

一般社団法人 町田市医師会 様 「脳梗塞は"時間との勝負"」より

https://www.machida.tokyo.med.or.jp/?page_id=16611

 

NHK 関西ブログ 様 「熱中症とそっくり!?夏の脳梗塞に要注意」より

https://www.nhk.or.jp/osaka-blog/fukabori/405912.html

 

 

 

 

 

脳梗塞は一般的に突然発症する疾患として考えられており、前兆と言われることもある「めまい」「麻痺」「視覚障害」などはすでに脳梗塞症状が出ている状態なので、前兆とは言えない場合も。

 

しかし、実は脳梗塞はその本格的な発症以前に、徴候と考えられる発作的症状があり、それらは「一過性虚血脳発作」と言われており、この発作が起こってから約2日以内に本格的な脳卒中の発症につながる可能性があると言われています。

 

●一過性脳虚血発作の症状

一次性脳虚血発作について

●一過性脳虚血発作(以下、TIA)の詳細

「脳梗塞と同じ症状(手足のまひなど)が一時的に起こり24時間以内に自然消滅する症状」のことを指します。(※最近では持続時間を問われなくなってきています)

30分以内に消失することもあるためこの症状を違和感で済ませてしまう方もいらっしゃいますが、そういった方の画像診断で脳梗塞が見つかることも少なくありません。

 

TIAと脳梗塞に見られる大きな違いはほぼ発症時間のみですが、最近では医療の進歩が進んだことでこの間に明確な区別をつけることはできなくなってきました。

 

・TIAと気づくきっかけになる症状

発症者本人が一番気付きやすい症状としては一過性黒内障があります。

片目が突然見えなくなる症状で、本人が身体の異常に最も気づきやすい症状かと思います。

もしも、

・突然目が見えなくなった

・物が二重に見える

などの違和感を覚えたら、すぐに医療機関を受診しましょう。

 

 

●TIAが起こったら

特に注意しておかなければならないのは脳梗塞症状発生の要因となる心疾患・血管の病変について。脳梗塞発症原因である血栓生成は血流悪化・心臓部疾患などの原因が考えられますが、TIAを頻発するということはそれら心血管状態が非常に危険な状態であるということを示しているのです。

 

また、TIA患者の約16~17%が90日以内に本格的な脳卒中症状を発症しているという報告もあり、しかもその内の半数以上は2日以内での発症が確認されています。TIAのような症状が出た場合たとえすぐに落ち着いたとしても、迅速に医療機関を受診しましょう。

 

 

●TIAの判断

ABCD2スコア

 

・【ABCD2スコア】とは

…TIA後、脳梗塞発症危険度予測および治療方針決定をスムーズかつ確実なものにします。米国では3点以上が入院の適応とされているので、3~4点の範囲を危険性を予測する一つの指標としてみてみてもいいかもしれません。

 

●TIAの治療法

TIA・脳梗塞の発症原因としては主に血栓・血圧異常により脳内血管が詰まることによりますが、それぞれで治療法は変わります。

ここで、動脈硬化と心房細動それぞれで脳梗塞を引き起こす原因となる血栓の治療法についてお話いたします。

 

TIAの主な治療法

…先で紹介したようにTIA発症後1日以内の治療を受けた場合、平均20日後にTIA治療を受けた場合と比べ、脳梗塞含む脳卒中症状発症率は約80%も減少する場合があります。TIAの発症後は速やかに医療機関を受診し、発症原因の特定と適切な治療を迅速に行えば行うほど脳梗塞症状のリスクが減ることになるのです。

 

 

 

■参考

聖マリアンナ医科大学 東横病院脳卒中センター 様 「一過性脳虚血発作(TIA)」より

https://www.toyoko-stroke.com/explain/ikkasei.html

 

先進医療.net 脳卒中Report 様 「脳卒中インタビュー」より

https://www.senshiniryo.net/stroke_a/08/index.html

 

脳梗塞リハビリ BOT静岡 様「脳梗塞の前兆と初期症状の対応|一過性脳虚血発作(TIA)とは?」

https://www.noureha-shizuoka.com/news/749/

 

 

 

■脳梗塞リハビリステーションPROGRESSで提供するリハビリ

 

 

尼崎市塚口にある脳梗塞リハビリステーションPROGRESSは、

運動の専門家である理学療法士・鍼灸師が在籍している自費リハビリ施設です。

 

理学療法士、鍼灸師による完全マンツーマンで行うリハビリが特徴で、

脳梗塞・脳出血に代表される脳卒中の後遺症に対するリハビリテーションを行っております。
また、パーキンソン病などの神経疾患にも対応。

医療保険による治療・介護保険の範囲では改善しきれない方達に選ばれております。

 

 

リハビリ風景

 

□下記リンクから実際にリハビリを行っている様子をご覧いただけます。

リハビリテーションの様子

 

脳卒中の後遺症やパーキンソン病などに対してのリハビリはもちろん、小さなお悩みも抱えず、

まずは「脳梗塞リハビリステーションPROGRESSへご連絡ください。

誠心誠意、しっかりとアドバイスやサポートをさせていただきます。

 

■ご予約・お問合せはこちら

お電話はこちら:0120-35-3455

当施設のリハビリ体験プログラムについて

当施設では1回120分 初回限定5,500円(最大3回まで 27,500円)で受けられる体験リハビリプランを実施しております!まずは体験リハビリテーションで当施設の雰囲気を感じてみませんか?
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