喫煙と脳卒中症状等の関係 | 尼崎市で脳梗塞・脳出血の後遺症改善を目指す脳梗塞リハビリステーションPROGRESS

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お知らせ

喫煙と脳卒中症状等の関係

2022/03/18

お知らせ

こんにちは、脳梗塞リハビリステーションPROGRESSの寺西です。

最近は少しずつ暖かくなってきて、春の訪れを感じるようになってきました。新生活や新学期…新しいことが始まったり、変化していく季節が近づいています。

 

しかし逆に言えば何かが終わる季節とも言えますよね。皆さんは何かやめてみたい、終わらせたいという習慣・目標はありますか?

もしも思いつかないな…と考えている方たちの中で、普段から「喫煙」をされている方、是非この機会に禁煙を目標にされてみてはいかがでしょうか。

 

喫煙は脳卒中リスクを非常に高めるということは皆さんご存じかと思うのですが、実際に非喫煙者とどのくらいの差があるのか、また喫煙による自分や周囲への影響はどういったものがあるのかを具体的に把握されている方というのは少ないかと思います。

今回は生活習慣病の中でもトップレベルで脳卒中発症にかかわりの深い喫煙に焦点を当てお話していていきたいと思います。

 

 

 

■非喫煙者と喫煙者の脳卒中発症の違い

喫煙者/非喫煙者の脳卒中症状等発症の差

 

こちらのグラフは、下記参考サイト様で使用されているグラフを元に作成したグラフです。詳しい内容などは下記リンクより参考サイト様へお越しいただき、詳細をご確認ください。

 

■参考

国立研究開発法人 国立がん研究センター がん研究所 予防関連プロジェクト 様 

「男女別、喫煙と脳卒中発症との関係について」より

https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/267.html

 

 

このグラフは1990年に行われた男性702人、女性447人を対象に喫煙と脳卒中の発症率の差を検証したグラフで、ご覧のように男女ともに喫煙中の方の脳卒中発症率は他の場合と比べて大きく跳ね上がっていることがわかります。

また、女性に関しては男性に比べて喫煙者の割合自体は少ないものの、喫煙による脳卒中症状発症の影響がかなり大きく出るという検証結果も出ているため、より注意しなければならない部分かと思います。

 

またここで、喫煙による脳卒中発症の原因やメカニズムは何なのか。次の項目で少し簡単にはなりますが説明させていただきます。

 

 

■喫煙により脳卒中など脳心血管疾患発症率が上昇するメカニズムについて

喫煙による脳卒中リスク上昇のメカニズム

 

図にあるように、タバコの中には非常に多くの化学物質が混じっていますが、その数なんと5300種類(紙巻タバコの場合:粒子成分が4300種類、ガス成分には1000種類ほど)にも上ります。

 

特にタバコの中に含まれる「ニコチン」は血管収縮(血圧上昇)を起こし、心筋梗塞・脳梗塞・末梢動脈閉そく症などの疾患発症リスクに大きく影響します。

 

■参考

「脳卒中の方は「禁煙を!」」より

https://square.umin.ac.jp/nosmoke/material/TS_stroke.pdf

 

 

 

■タバコに含まれる有害物質について

●煙ごとの有害物質の差

タバコには5300種類もの有害物質が含まれていると紹介いたしましたが、知っての通りタバコの煙には種類があり、またそれぞれに含まれている有害物質の量には差があります。

 

先ず、喫煙者本人が吸い込む「主流煙」、喫煙者が吐き出した「呼出煙」、最後にタバコ自体から出る「副流煙」があります。また呼出煙と副流煙の混ざった煙を「環境タバコ煙」といい、この煙に喫煙者以外の人がさらされる状態を「受動喫煙」と言います。また、この煙のうち最も有害物質を含んでいるのは「副流煙」で、喫煙者以外の方が受ける健康被害がかなり大きくなります。

 

もしも普段から周りに人がいる環境で喫煙をしてる方は、周囲のことも考えた喫煙方法に切り替えた方がいいでしょう。

 

 

●タバコに含まれる有害物質

タバコ(例:紙巻タバコ)の場合、上記で紹介している有害物質約5300種類については、粒子成分に約4300種類ガス成分に約1500種類の化学物質が含まれており、そのうちいくつかの有害物質は粒子成分とガス成分の両方に含まれているとされています。

 

それではここでタバコの中に含まれる成分とその割合を見ていきましょう。

タバコの中に含まれる有害物質

 

ここで紹介している成分は一部になります。さらに詳細を知りたい方は下記参考サイト様へお越しください。

 

■参考

e-ヘルスネット 様 「たばこの煙と受動喫煙」より

参考サイト様リンク

 

…なお、上記表のような比率はタバコの銘柄別であまり変わりなく、すべての銘柄で副流煙の方が主流煙よりも化学物質の含有量が多いことが認められています。室内環境下での喫煙時など特に、副流煙に含まれる有害物質の拡散とその空間内での停滞が空気汚染を引き起こすため、喫煙者以外の健康に大きな影響を及ぼすことを忘れないようにしておきましょう。

 

 

 

■電子・加熱式タバコの危険性

最近では上記で紹介しているいわゆる紙巻タバコなどの有害性を鑑みてか、電子・加熱式タバコの使用が主流となりつつあります。タバコ会社曰く、これらが及ぼす周囲への影響は紙巻タイプよりも減るため、切り替えることによって健康被害へのリスクを減らすことができるとしています。

 

しかし、加熱式タバコに関しては煙に含まれる有害物質は紙巻タイプよりも多いとされてるものがあったり、これら新しいタイプの測定や評価は十分になされていない部分も多いのです。

 

ここで、電子・加熱式タバコが具体的に紙巻タイプとどう違うのか、健康面も含めて紹介していきたいと思います。

 

●「電子タバコ」とは

電子タバコとは

 

電子タバコは一般的に食品添加物として使用される「プロピレングリコール」や「植物性グリセリン」を主成分としている「たばこ類似品」です。液体成分に含まれるのは食品添加物類なので、人的被害は少ないとされています。しかし、これらはあくまで食品へ使用する際の安全性が保障されているだけで、肺に吸い込んだ際の安全性が保証されているわけではありません。

 

尚、たばこ類似品のため法律上はタバコとはされていませんが、業界団体の自主規制により20歳以上でなければ購入を行うことはできません。

 

〇健康面への影響

【禁煙ができない】

電子タバコは厳密にいえばタバコではないとされているため、紙巻タバコから移行することで禁煙につながる、禁煙ができているという方もいらっしゃいますが、実は電子タバコを使用せず禁煙を行っている方たちよりも、使用している人たちの禁煙成功率は約38%ほど低いという結果が出ております。

 

■参考

国立研究開発法人 国立がん研究センター 様 「紙巻たばこの禁煙方法と有効性を調査」

https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2017/1212/index.html

 

加えて、電子タバコが入手できる大半の国において、「電子タバコの使用者が平行して従来のタバコを使い続ける」という結果も出ております。

 

■参考

世界保健機関(WHO) 様 「電子タバコQ&A」より

https://www.who.int/news-room/q-a-detail/e-cigarettes-how-risky-are-they

 

 

〇日本国内以外で見られる電子タバコの傾向

【ニコチン・麻薬を含むものがある】

通常、日本国内で入手できる電子タバコは基本的にニコチンが含まれておらず、香り成分を含んだものが一般的です。

しかし、実は海外から輸入される電子タバコの中にはニコチンが含まれているものがあったり、電子タバコの中に麻薬成分を混入させ使用する人もいるのです。

 

■参考

東京都生活文化局消費生活部 東京くらしWEB 様 「CBD(カンナビジオール)を~省略~ご注意ください」より

https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/sodan/kinkyu/20200430.html

 

 

 

●「加熱式タバコ」とは

 

加熱式タバコとは

 

加熱式は基本的に煙が出ないとされているものなので、副流煙などの煙害は紙巻タイプに比べ少ないとされています。

ですがそもそもタバコの煙にさらされること自体に安全性のレベルが設けられているわけでもなく、判断もできません。また目に見えない範囲での煙の排出もあるかもしれないため、紙巻タバコとの差を考えるのではなく加熱式タバコそのものの危険性・有害性を理解したうえで使用することが適切です。

 

■参考

e-ヘルスネット 様 「加熱式たばこの健康影響」

加熱式たばこの健康影響

 

〇加熱式タバコの有害性

上記で、確証はないものの加熱式タバコは紙巻タバコに比べ健康被害への影響は低いと紹介いたしましたが、実は加熱式タバコは紙巻タバコよりも健康被害が大きい、という報告があることはご存じでしたか?

これはもちろん喫煙者本人だけでなく周囲の方への影響も大きいのです。

 

例えば、

・加熱式タバコは紙巻タイプよりもニコチンの体内への吸引量が多い

・加熱式タバコへ変更しても、体内に入るタールは3割しか減らない

・加熱式タバコ使用者の周囲にいた人の4割ほどが喉の痛みや気分不良を訴えていた

という報告も上がっており、紙巻タイプと変わらないもしくはそれ以上の被害が使用者とその周囲に出ているのです。

 

 

先にもお伝えしておりますが、副流煙には主流煙に比べてニコチンやタールなどの有害物質がどちらも2~3倍もしくはそれ以上の割合で含まれているため、副流煙による健康被害の方が大きいです。改めて加熱式タバコを含め、喫煙における健康被害リスクを考え生活習慣病の悪化を防ぐよう努めましょう。

 

 

■参考

日本禁煙学会 様 資料 より

加熱式タバコの危険性について

 

 

 

■喫煙による脳心血管疾患リスク

ここまで、差はあるものの紙巻・加熱式タバコには有害物質が多量に含まれており自分・周囲への健康被害が大きいこと、電子タバコも直接的な禁煙にはつながることが少ないこと、またタバコに含まれる有害物質についてなど、いろいろなお話をさせていただきました。

 

改めて、喫煙による脳心血管疾患発症リスクについて簡単にまとめさせていただきます。

 

■喫煙による各疾患の発症リスクの変動について

喫煙による脳血管疾患リスクの変動

 

 

上記は男性のみの統計のため、女性に関する情報がありません。しかし再三にはなりますが、タバコを吸うことによる脳心血管疾患の発症率は性別関係なく確実に上昇します。

また、くも膜下出血に関してはタバコを吸う本数が増えれば増えるほどその発症率が上がり、ラクナ脳梗塞や他血管疾患などと比べるとタバコとの関係性が顕著に示されています。

 

また、参考元である 国立研究法人 がん研究センター 様(https://epi.ncc.go.jp/index.html)によると、多目的コホート研究(JPHC研究)にて、脳卒中患者のうち男性では17%、女性では5%が、もしもタバコを吸っていなければそれらを予防できたのではと推測をしており、この割合を1999年の人口動態統計および患者調査などから日本の脳卒中患者にあてはめました。結果として、男性は約12万人、女性は約4万人、合計約16万人の脳卒中患者がタバコを吸わないことで脳卒中発症予防ができる可能性があると計算しました。

 

以上のように、性別の差はあれど喫煙者は全員、脳血管疾患リスクをかなり上昇させることがわかりました。

タバコを吸うことは決して悪いことではありません。ですが自分と周りへの影響を考えると、その後の影響はかなり大きなものになってしまうことを考えておく必要があります。

 

 

■参考

国立研究法人 がん研究センター 様 「男女別、喫煙と脳卒中病型別発症との関係について」

https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/267.html

 

 

新型コロナウイルスの猛威が少しずつ落ちついてきた昨今ですが、これまでに出来上がった新しい生活様式は確実に私たちの生活に悪影響を及ぼしました。慢性的なストレスを感じる・高カロリーの食事を摂る・外出する機会が減り運動をしない、その生活習慣の悪化は、近年では脳梗塞発症者を増加させる一因にもなっています。ですがもしその中に喫煙者の方がいた場合、吸わないもしくは禁煙を行っていればそんな生活の変化のあおりを受けても脳心血管疾患の発症には至らなかったかもしれません。ほんの少しでもこういった疾患発症の可能性を引き上げてしまう喫煙の危険性を、今だからこそ考える必要があるのです。

 

すぐには難しいかもしれませんが、せっかくの季節の変わり目。

ほんの少しでも喫煙の回数を減らしたり、吸わない日を作ってみたり…タバコに対する認識を改めて考え、脳血管疾患発症のリスクを下げられるよう意識していきましょう。

 

 

 

■脳梗塞リハビリステーションPROGRESSで提供するリハビリ

 

脳梗塞リハビリステーションPROGRESS

尼崎にある脳梗塞リハビリステーションPROGRESSは、

運動の専門家である理学療法士・鍼灸師が在籍している自費リハビリ施設です。

 

理学療法士、鍼灸師による完全マンツーマンで行うリハビリが特徴で、

脳梗塞・脳出血に代表される脳卒中の後遺症に対するリハビリテーションを行っております。また、パーキンソン病などの神経疾患にも対応。

医療保険による治療・介護保険の範囲では改善しきれない方達に選ばれております。

 

 

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リハビリテーション

 

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