お知らせ
若年性パーキンソン病について
●そもそもパーキンソン病とは?
神経伝達物質である「ドーパミン」が不足することにより“運動障害”や“非運動障害”が発生してしまう病気。特に50歳以上の中高年・高齢者の方に多くみられており、基本的にパーキンソン病は50歳代以降の発症の際に呼称されます。
※運動障害:ふるえ、動作が鈍く遅くなる、筋肉の緊張、バランス変化への対応が難しくなる…など
※非運動障害:便秘や睡眠障害、抑うつ状態…など
■パーキンソン病についての詳しい説明はこちら
●若年性パーキンソンン病
40歳以下でパーキンソン病を発症した場合に呼ばれます。
若年性パーキンソン病の割合は、パーキンソン病患者全体の約10%だといわれている比較的珍しい病気です。
若年性のパーキンソン病を発症する方の家系には他にもパーキンソン病を発症している方がいるケースがあり、親から子に伝わる遺伝性(家族性)疾患と言われています。
●若年性と通常のパーキンソン病の違い
若年性パーキンソン病は中高年の方が発症するものに対して進行が緩やかであることが特徴。
有効性が期待できる治療薬(L-ドパ、ドーパミン受容体作動薬など)、普段の生活やリハビリでの筋力・姿勢維持などの運動と合わせて、前向きに病気と付き合っていくことが症状の進行を緩やかにつなぎとめていくことができます。
●世界のパーキンソン病患者推移・予測グラフ
※日本国内のパーキンソン病患者は約20万人
図のように、パーキンソン病の患者数は年数を追うごとに増加しており、2040年には2015年の約640万人から約2倍、約1280万人に増加すると考えられています。現時点でも完治できる方法がないため、治療薬・リハビリ運動等で症状の進行を遅延させていく知識と行動が必要になってくると考えられます。
一般的(高齢での)なパーキンソン病と、若年性パーキンソン病では、実は症状・特徴に差があります。
<一般的なパーキンソン病の症状・特徴>
特に、初期症状には「身体の震え」が発生し、パーキンソン症状の診断に有効となります。
<若年性パーキンソン病の症状・特徴>
初期に手足の震えが出ることが少なく、転倒するほどのバランス能力の欠如も比較的少ないといわれています。
体幹の傾きによる歩行障害などが見られるが、高齢のパーキンソン病患者に見られる認知症との合併も少数です。
尚、若年性パーキンソン病を発症したばかりの方は、
「極度の疲労感を感じた」「音の聞こえ方がおかしくなった」などの症状が出た方もいます。
病状の特徴ではありませんが、若年性パーキンソン病では「情報量が少ない」「周囲からの理解が得られない」等があげられます。
若いうちに発症した場合、家庭と仕事、将来についての悩みなど年代特有の問題などが多々あることに対し、発症者が少ないため例えば同じ若年性パーキンソン病患者の方たちとの情報交換でしか問題解決・対策のための有用な情報を得られない場合があり、強い孤独感からの心的ストレスを感じることもあります。
※以下、「東京ボランティア・市民活動センター」様が設立された、
【きぼうの会】についてのリンクです。
若年性パーキンソン病について、同じ悩みを抱えている人たちと交流できる場であり、
交流会や公的サービスなどについてのセミナーなどの情報も掲載されております。
ぜひお越しください。
■【きぼうの会】
https://kiboupd.wixsite.com/kibouhttps://www.tvac.or.jp/special/selfhelp/stories_kibou
■若年性パーキンソン病の対策
一般的なパーキンソン病に比べ、若年性パーキンソン病は急激に進行するということは少なく、数十年かけて徐々に進行していくものになります。できるだけ運動することを習慣づけながら必要に応じたリハビリテーションを行うことに加え、普段の日常生活の質(QOL)を高めていくことを意識することが大切になっていきます。
また若年性パーキンソン病の症状緩和には「睡眠」が関係していることもあります。
パーキンソン病は睡眠障害も引き起こしてしまうため、進行をすすめてしまう過度な疲労やストレスの蓄積をなるべく避け、質のいい睡眠をとることも心がけていくといいでしょう。
パーキンソン病と睡眠の関係性・種類についてはこちら
引用:パーキンソンスマイル.net 様 より
■若年性パーキンソン病の検査・診断、治療
・検査・診断
若年性パーキンソン病の検査・診断は一般的パーキンソン病と同様、診察・MRIなどによる脳形質診断、脳血流・脳波の検査などが挙げられます。
また最近では、「ドーパミンを運ぶ細胞密度を確認するための画像検査」
「心筋の交感神経の働きなどを調べる画像検査」など、
新しい検査方法が導入されてきており、早期発見や有効な対策手段の構築を素早く行う環境が整えられてきています。
また、特に若年性パーキンソン病の中でも遺伝性パーキンソン病が疑われる場合には、
ご家族・近親者などへの病歴聴取などが重要となります。
・治療
主な治療は投薬などによるドーパミン不足の補填が基本となります。
■投薬治療に関する詳しい内容はこちら
引用:「Doctors File」 国家公務員共済組合連合会
監修:大手前病院 脳神経内科部長 脳神経センター長 須貝 文宣 先生 の記事より
以下のリンクから、「パーキンソン病の可能性がある症状」についてチェックシートなどを
掲載してくださっております。気になること、もしかして、と思うことがあれば是非一度確認してみることをお勧め致します。
https://meitoh-hsp.or.jp/column/parkinson002
引用:メイトウホスピタル 様 「パーキンソン病?疑われる症状と前触れ症状、診断基準」より
監修:齋木 英資 様 (愛知医科大学パーキンソン病総合治療センター教授)
■脳梗塞リハビリステーションPROGRESSで提供するリハビリ
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理学療法士、鍼灸師による完全マンツーマンで行うリハビリが特徴で、
脳梗塞・脳出血に代表される脳卒中の後遺症に対するリハビリテーションを行っております。
また、パーキンソン病などの神経疾患にも対応。
医療保険による治療・介護保険の範囲では改善しきれない方達に選ばれております。
□下記リンクから実際にリハビリを行っている様子をご覧いただけます。
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