
お知らせ
自費・その他各種保険利用のリハビリについて

今回はリハビリなどを受ける際にも利用する各種保険や自費によるリハビリなど、それぞれの特徴や違いに触れながら紹介したいと思います。

医療・介護保険を使用しない保険外で行うリハビリテーションです。
「保険」「介護」各保険を適用したリハビリよりも高額ですが、その分“リハビリの日数やプログラムの制限がない”、“質の高いリハビリテーションが継続的に受けられる”等の特徴があります。
〇自費他、各リハビリテーションのメリット・デメリット

●各保険制度に関して
〇公的医療保険
公的医療保険とは、保険加入者の誰もが病気やケガの治療を行う際、3割負担まで医療費が軽減される制度。
一般的に公的医療保険制度の種類は【被用者保険】【国民健康保険】【後期高齢者医療制度】の3つがあり、これらは年齢・就労状況などで加入条件が異なります。
=公的医療保険の種類=
■被用者保険
サラリーマンなどの被用者、その扶養家族を対象にした健康保険。
種類は「組合管掌健康保険」「全国健康保険協会管掌健康保険(協会けんぽ)」「船員保険」「共済組合」など
■国民健康保険
市区町村が運営する医療保険制度。自営業・農業等、企業に所属していない人が加入する健康保険。
■後期高齢者医療制度
75歳以上もしくは65歳以上で、障がいを持つ高齢者が加入する公的医療保険制度。
対象の高齢者は個人単位で保険料を支払うこととなり、窓口負担については1割となります。
●公的保険診療の適用範囲

〇介護保険
原則満40歳以上の方が加入する保険。要介護認定を受けることで介護が必要な方に給付する公的社会保険となります。
介護保険には介護度、支援度という介護の必要性の区分(要介護状態区分)が設定されており、この介護の必要度合に応じた介護サービスを受けられます。
●介護度の分類などについて

※要介護認定…寝たきり・痴呆など、常時介護を必要とする状態(要介護状態)になった場合や家事・身支度など日常生活に支援が必要(要支援状態)になった場合に介護サービスが受けられ、各市町村に設置される介護認定審査会で要介護・支援の状態が判定されます。
■参考
太陽生命 ダイレクト スマ保険 様「公的医療保険~知ろう!」より
https://www.taiyo-seimei.co.jp/net_lineup/colum/basic/002.html
AVIC THE PHYSIO STUDIO 様 「医療保険を使った時のお金の話」
日本医師会 様 「なるほど!診療報酬」より
https://www.med.or.jp/people/what/sh/
きんたろーブログ 様 「【分かりやすい診療報酬制度①】~いくら?」より
https://kintaroo.site/medical-fees-1/
====公的医療保険でのリハビリ====
公的医療保険を利用したリハビリでは医師・リハビリ専門職の設置が義務づけられており、専門的かつ効果的なリハビリを受けることが可能です。
ただし、公的医療保険適用のリハビリはあくまで治療・機能回復を目的としたリハビリを行うので、患者様自身の要望、例えば「日常生活を問題なく送れるレベルまでリハビリを受けたい」と希望しても、公的医療保険でリハビリを行える期限を超過してしまう場合があったり、そもそもリハビリ内容(理想の目標に到達しないなど)に納得がいかないという問題が起きる場合もあります。
〇医療保険利用のリハビリ…適用期間
医療保険において、例えば脳卒中症状(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)の場合、脳血管リハビリテーション料においては基本、疾患発症の診断を受けた日から数えて180日以内の期限が定められています。
他の怪我・疾患でもおおよそ90~150日までの期限が定められています。
●保険適用 例)疾患別リハビリテーション・疾患別での算定日数

※平成28年度の診療報酬改定で定められた期間を参考にしております。
※脳血管疾患については、パーキンソン病や脊髄小脳変性症などの神経疾患も該当します。
…基本的に保険適用でのリハビリでは、上記算定日数を超えてリハビリは続けられません。
ただし、治療の継続でより状態の改善が見込めると医学的に判断される場合など上限を超えても一か月13単位(1単位20分 計260分)までに限り、保険適用によるリハビリを行えます。
※平成31年4月以降、13単位リハビリの利用は入院患者のみで、外来患者については打ち切りとなっております。
〇医療費控除
年間を通して自分あるいは扶養家族に支払った医療費額が10万円以上を超えた際、その費用額に応じ計算した金額を所得から差し引くことのできる控除。特別な申請書はなく「確定申告書」「医療費明細書」を用意して税務署に提出することで申請を行うことが可能です。
●リハビリ料金の算定
診療報酬制度…保険適用内リハビリの金額を決定している制度。
医療サービス1つ1つに対して設定された点数を足すことで金額を算出する仕組みです。
例えばリハビリの単位に関しては「20分=1単位」(1単位ごとに点数が定められており、1点=10円)というくくりで算定を行っています。
*例)疾患別リハビリテーション 点数

●公的保険を利用したリハビリ…脳血管疾患の場合
「脳血管疾患リハビリテーション(Ⅰ)」の金額は1単位で245点×10円、2450円の料金が発生します。
多くの回復期病院だと約1時間、60分=3単位(7,350円)分のリハビリを行っていることになります。
この日数を超える場合、医療保険によるリハビリが受けられなくなります。
その後もリハビリを続けようと思うと、特定の場合を除き介護保険もしくは自費によるデイサービスや自費リハビリテーション施設など他サービスを利用しなければなりません。
〇算定日数…上記画像のⅠ~Ⅲの数字は施設基準と呼ばれます。
例えば「〇〇リハビリテーション(Ⅰ)」「〇〇リハビリテーション(Ⅱ)」の場合、(Ⅰ)の方が点数が高いので、こちらの方がたくさんの利益を得ることが可能になります。
この基準の決定には【リハ室面積】【常勤セラピスト人数】【専任医師在籍の有無】など他様々な規定基準を満たしているかどうかで判断されます。
〇リハビリ期限の変動
リハビリ期限は診療報酬の改定によって変動するため、改定が行われるとリハビリを受ける患者・リハビリを提供する現場で混乱を招く可能性があります。保険適用のリハビリを受ける際にはこの診療報酬の改定に関して注意する必要があります。
(診療報酬制度に関して約2年に1度の頻度で見直され改定が行われます)
=====介護保険でのリハビリ=====
“日常生活全般をリハビリとした機能維持”を目的にしたリハビリを行い、受けられる種類には「通所(デイケア)」「訪問」「入所」の3種類のリハビリテーションがあります。
医療保険と違って疾患・日数などの制限はありませんが、訪問リハビリを例にするとリハビリ時間は週に最大120分までといった時間制限などがあります。
=介護保険を利用して行えるリハビリテーション=
〇通所リハビリテーション
病院や診療所等に併設されておる施設・介護医療院に通い、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士等の専門スタッフよりリハビリを受けることのできる施設。
主に【機能の維持回復訓練】【日常生活動作訓練】が受けられます。
〇訪問リハビリテーション
病院や診療所などに所属している理学療法士・作業療法士・言語聴覚士らが利用者様の自宅を訪問し、心身機能維持・回復や日常生活の自立支援をするためのリハビリを提供します。他、利用者様のご家族様へのアドバイスや相談も行います。
各利用者様のご自宅にセラピストがうかがうため、利用者様がリラックスできる環境でリハビリが行えるなどのメリットがあります。
〇入所リハビリテーション
施設に入所してリハビリを受けるサービス。
各介護施設に在籍しているリハビリ専門職がリハビリを担当します。
各入居者様の居室やリハビリ専用室での機能訓練を行うため、より効果の高いリハビリを受けられる場合があります。
ただ入所リハサービスの無い施設もあるので、事前に調べておく必要があります。
=====自費によるリハビリ=====
自費リハビリテーションでは、期間を始めリハビリ内容・リハビリ環境などの制限が一切ありません。
患者様自身が望む内容を優先したリハビリに沿って、リハビリプログラムを構築していくことが可能です。
=自費リハビリのメリット=
〇自由なリハビリ
例えば「パソコンのタイピングができるようになりたい」「一人で買い物ができるようになりたい」などの、具体的だけど保険適用では叶えられない要望・目標など、ご利用者様の状況に沿ってリハビリプログラムを作ることが可能。
リハビリスタッフからの提案により多少の変動はありますが、自分の要望を最大限汲んだプログラムを作成し、その気になれば無期限でリハビリし続けることが可能というのが最大の利点です。
=自費リハビリのデメリット=
〇費用が高額
施設ごとにサービスの内容・料金などの差はあるものの、リハビリ費用は全額患者様の自己負担
費用面においても自分の目標達成までリハビリが続けられるのかどうかに注意を向ける必要があります。
全ての選択が自由な分、施設選び・目標にブレがないか・リハビリプログラムはこれでいいのか等の、費用対効果がしっかりと出るのかを見極める必要が出てきます。
※各自費リハビリテーション施設を探す際の注意点
・施設ごとの特徴
・どんな雰囲気か、どんな機器を使用しているのか
・得意なリハビリは
・サービスの提供はどういったものがあるか
などをしっかりと調べて把握し、自分が望んでいるリハビリ・目標を達成できそうかなどを確認する必要があります。
■参考
医療法人社団 誠広会 平野総合病院 様 「リハビリテーションはいつまでできる?」より
リハビリ期間ついて
みんなの介護 様 「公的保険が~解説」より
https://www.minnanokaigo.com/news/kaigo-text/rehabilitation/no99/
きんたろーブログ 様 「【分かりやすい診療報酬制度①】~いくら?」より
https://kintaroo.site/medical-fees-1/
一般社団法人 日本臨床整形外科学会 様 「「リハビリ日数制限」って何?」より
AVIC THE PHYSIO STUDIO 様 「医療保険を使った時のお金の話」
日本医師会 様 「なるほど!診療報酬」より
https://www.med.or.jp/people/what/sh/
■脳梗塞リハビリステーションPROGRESSで提供するリハビリ
尼崎市塚口にある「脳梗塞リハビリステーションPROGRESS」 は、
運動の専門家である理学療法士・鍼灸師が在籍している自費リハビリ施設です。
理学療法士、鍼灸師による完全マンツーマンで行うリハビリが特徴で、
脳梗塞・脳出血に代表される脳卒中の後遺症に対するリハビリテーションを行っております。
また、パーキンソン病などの神経疾患にも対応。
医療保険による治療・介護保険の範囲では改善しきれない方達に選ばれております。

□下記リンクから実際にリハビリを行っている様子をご覧いただけます。
脳卒中の後遺症やパーキンソン病などに対してのリハビリはもちろん、小さなお悩みも抱えず、
まずは「脳梗塞リハビリステーションPROGRESS」 へご連絡ください。
誠心誠意、しっかりとアドバイスやサポートをさせていただきます。
■ご予約・お問合せはこちら
お電話はこちら:0120-35-3455
当施設のリハビリ体験プログラムについて
当施設では1回120分 初回限定5,500円(最大3回まで 27,500円)で受けられる体験リハビリプランを実施しております!まずは体験リハビリテーションで当施設の雰囲気を感じてみませんか?
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