お知らせ
コロナ禍と脳卒中の関係
こんにちは、脳梗塞リハビリステーションPROGRESSの寺西です。
ようやく新型コロナウイルスに関する自粛期間も明け、少しずつ以前のような活気が戻りつつあるこの頃と感じます。
しかし、このコロナ禍においてリモートワークに切り替えそのまま継続する企業も増え、家で一日を過ごす方も増加しました。
それによって懸念されるのは運動不足やストレス増加による睡眠障害やアルコールなどの摂取量増加、そして生活習慣病悪化の危険とそれに伴う脳卒中などの症状です。
今回は、このコロナ禍と脳卒中の関係・危険性についてお話をしていこうかと思います。
■脳卒中と生活習慣病について
そもそも…
・脳卒中って何?
…脳卒中とは大きく3つに分類され、脳血管が詰まる「脳梗塞」、脳の内部で出血を起こす「脳出血」、脳を包んでいる“くも膜”の下で出血が起こる「くも膜下出血」の3つに分類されます。
詳しくは当HPのブログをご覧ください。
■脳卒中に関して
脳卒中という症状はどんな病気か調べてみよう
・生活習慣病って何?
生活習慣病とは高血圧・不整脈・糖尿病・肥満・喫煙などが挙げられます。
特にコロナ禍においてはテイクアウトや宅配でコレステロールや脂質の高い食事をしがちな傾向にあり、間食も増えてしまいます。心理的ストレス・うつ病も加わると睡眠障害なども引き起こし、不摂生かつ不規則な生活を続けることになってしまうため、脳卒中の症状を引き起こすリスクを高めてしまうことになります。
■コロナ禍での脳卒中の関係、患者数増加の原因
コロナ禍での脳卒中患者増加の原因には生活習慣病の悪化はもちろんのこと、病院の体制変化と患者様自身の病院受診自粛、それに伴い服用中の薬剤処方をしに行かず服薬が継続しない、などが要因として考えられます。
日本でのコロナ第一波である2020年3~4月、脳出血による入院患者数は過去4年間の同時期と比較すると約2倍強増加していますが、2020年12月中旬には全国約13施設が患者受け入れを停止、118施設が救急搬送の一部受け入れをしないなどの診療制限を設けており、2021年にかけ安定して脳卒中含めた救急の受け入れがままならない状態でした。
自粛期間も明け以前よりも落ち着きを見せている新型コロナウイルスですが、変わらずうがい手洗いなどの基本的な感染予防対策を怠らず、自分の体調を常に意識しながら脳卒中の発症・予防を行っていくことが大切です。
尚、新型コロナウイルス患者は30~40代の脳梗塞患者が増えただけでなく若い世代での心筋梗塞も急増していると注目されていました。
参考にしたサイト一覧がございますので詳しくは下記をご覧ください。
参考
■yahooニュース「新型コロナと~(省略)~脳梗塞のリスクが高くなるという報告」より
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20210502-00235848
■「Science Portal」 様 「脳卒中治療で~(省略)~「制限」、昨年12月」より
https://scienceportal.jst.go.jp/newsflash/20210113_n01/
■gooニュース「巣ごもり生活の長期化が影響か 脳出血入院患者数は2倍強に」より
https://news.goo.ne.jp/article/postseven/life/postseven-1641613.html
…自粛期間を終えあらゆる施設が通常通りの営業形態に戻りつつある今、自分の健康状態やコロナ様式へと変化した生活環境を振り返り、改めて生活習慣病のリスクを回避し、脳卒中などの症状を発症しないよう努めましょう。
■新型コロナウイルス感染者・非感染者と脳卒中の関係
新型コロナウイルスはその感染力と、人にもよりますが症状の重さが特徴的です。
主な症状は咳や発熱、倦怠感などがありますが、重篤化すると呼吸困難や息切れ、発話・運動障害、錯乱、胸の痛みなどが起こります。
また新型コロナウイルスは持病をお持ちの方が感染した場合は重症化のリスクが高まる傾向がみられ、若い年代の方でも持病をお持ちだった方の死亡例が確認されるなど、より恐ろしいものとなっています。
●新型コロナウイルス感染者と脳卒中の関係
新型コロナウイルスは脳卒中と深い関わりがあり、持病のない方が感染した場合には脳卒中、特に脳梗塞のリスクを高める可能性があることが分かっており、その要因は血栓症の併発が関係していると考えられています。
・血栓症とは…血液が血管内で異常に固まり、血流の妨害を引き起こしてしまう症状。
血液がつまる要因としては、炎症・血管内皮障害・免疫反応が関係していると考えられています。
●新型コロナウイルス“非”感染者と脳卒中の関係
新型コロナウイルスに感染していない方でも、脳卒中の発症率と発症してからの治療への影響が考えられます。
先にもお話しましたが、新型コロナウイルスの関係で病院などの診療施設は体制を変え、脳卒中などを発症した場合でも病院側の受け入れ拒否、また患者様側でも感染を恐れ来院を控えるなどの原因で、脳卒中への対応が手遅れになる可能性が考えられます。
また、特に服薬の継続は脳卒中を抑えるための大切な処置です。
薬の処方を行わないことは脳卒中対策としては非常に危険なので、新型コロナウイルス感染防止に努めながらしっかり自分の健康を守るためにも、適度な運動や安定した食生活に気をつけながら服薬を継続していきましょう。
参考
■MIZENクリニック 様「脳卒中と新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の関係」より
https://www.mizenclinic.jp/blog/covid19-4/
■生活習慣病・脳卒中予防に!家でできる運動。
自粛期間も明け少しずつ外出する機会も増える中、休んでいたジムにもう一度通い始めたり、運動施設に行かれる方も徐々に増えてきたように思います。
しかしその中でも、リモートワークをした後は家でゴロゴロ…という習慣がすっかり身についてしまった方も多いのではないでしょうか。
今回は誰にでもできる、家にいながら行える簡単な運動などを3つほどご紹介いたします。
【ラジオ体操】
…ラジオ体操は一日約3回ほど行うことが効果的とされていて「起床後」「昼食後」「夕方~夜」の時間帯が最も身体に効果的と言われています。
・ラジオ体操の時間帯別効果
【起床後】:眠っている神経の刺激、内臓に集中している血液を筋肉・脳にバランスよく循環させる。
【昼食後】:血糖値上昇と眠気の防止
【夕方~夜】:夕方…一番カロリーが消費される時間なのでこの時間はダイエットなどに適している。
夜…就寝2時間前くらいに行うことで睡眠の質が上昇するといわれています。
参考
■Oops!JAPAN 様 「ラジオ体操の効果を~(省略)~負担をかけないやり方とは」より
https://oops-japan.com/archives/2739
【踏み台昇降(ステップ運動)】
…専用の道具がなくても簡単に、手軽に行える上効果の高いトレーニングとなっています。膝の痛みなどがあり、バランスに不安のある方は手すりなや補助を使用して行うか、自分の体調などと相談して運動を控えましょう。
【ランニングステップ】
…ほとんど移動せず物音もたたないため気軽に行える有酸素運動になります。その場で足踏みを行うだけですが、突然激しい運動を行うことが不安な方はゆっくり足踏みをしたり、先のラジオ体操などを行ってからランニングステップを行ってみてもいいかもしれません。
*下記URLに参考用の動画がございます、ぜひご覧ください。
また、参考にさせていただいている「MELOS」様サイトでは筋力トレーニングやダイエットの方法などあらゆる情報が載っています。ぜひ一度ご覧ください。
参考
■MELOS 様「マンションや家で~(省略)~ダイエット】」より
https://melos.media/training/42563/
■脳梗塞リハビリステーションPROGRESSで提供するリハビリ
尼崎市塚口にある「脳梗塞リハビリステーションPROGRESS」 は、
運動の専門家である理学療法士・鍼灸師が在籍している自費リハビリ施設です。
理学療法士、鍼灸師による完全マンツーマンで行うリハビリが特徴で、
脳梗塞・脳出血に代表される脳卒中の後遺症に対するリハビリテーションを行っております。
また、パーキンソン病などの神経疾患にも対応。
医療保険による治療・介護保険の範囲では改善しきれない方達に選ばれております。
□下記リンクから実際にリハビリを行っている様子をご覧いただけます。
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