お知らせ
喫煙と脳卒中症状の関係
一般的に喫煙は人体に悪いとされていますが、どれくらい人体に影響があるのか。
主に脳血管疾患系の症状に焦点を当てて説明したいと思います。
グラフは下記サイト様を参考にしております。詳しくご覧になりたい方はご確認ください。
■参考
国立研究開発法人 国立がん研究センター がん研究所 予防関連プロジェクト 様
「男女別、喫煙と脳卒中発症との関係について」より
https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/267.html
グラフからわかるように、男女ともに喫煙中の方の脳卒中発症率は他の場合と比べて大きく跳ね上がります。
また、男性は喫煙をやめた場合に脳卒中症状の発症率が若干低下するものの、女性の場合は一度喫煙を行っている場合、喫煙をやめたとしても脳卒中の発症率は上昇していることがわかります。
タバコの中には約5300種類(紙巻タバコの場合:粒子成分が4300種類、ガス成分には1000種類ほど)の化学物質が含まれており、これらの影響で血管へ負担は非常に大きなものとなります。特にタバコの中に含まれるニコチンは血管収縮(血圧上昇)を起こし、心筋梗塞・脳梗塞・末梢動脈閉そく症などの疾患発症リスクに大きく影響します。
■参考
「脳卒中の方は「禁煙を!」」より
https://square.umin.ac.jp/nosmoke/material/TS_stroke.pdf
●煙ごとの有害物質の差
タバコの煙は大きく分けて4種類あります。
主流煙…喫煙者本人が吸う煙
呼出煙…喫煙者本人の吐き出し煙
副流煙…タバコ自体から出る煙
環境タバコ煙…"呼出煙""副流煙"の混ざった煙
また、喫煙者以外の人がタバコの煙にさらされる状態を「受動喫煙」と言います。
この煙のうち最も有害物質を含んでいるのは「副流煙」で、喫煙者以外の方が受ける健康被害がかなり大きくなります。
もしも普段から周りに人がいる環境で喫煙をしてる方は、周囲のことも考えた喫煙方法に切り替えた方がいいでしょう。
●タバコに含まれる有害物質
タバコ(例:紙巻タバコ)の場合、煙の粒子成分に約4300種類、ガス成分に約1500種類の化学物質が含まれており、そのうちいくつかの有害物質は粒子ガス成分の両方に含まれているとされています。
ここで紹介している成分は一部になります。さらに詳細を知りたい方は下記参考サイト様へお越しください。
■参考
e-ヘルスネット 様 「たばこの煙と受動喫煙」より
参考サイト様リンク
■電子・加熱式タバコの危険性
最近では電子・加熱式タバコの使用が主流となりつつあります。
タバコ会社曰く、周囲への影響は紙巻タイプよりも減るため、切り替えることによって自分・周囲への健康被害リスクを減らすことができるとしています。
しかし、加熱式タバコは煙に含まれる有害物質が紙巻タイプよりも多いとされてるものがあるなど測定・評価が十分になされていない部分も多いです。
■電子タバコについて
●電子タバコ
一般的に食品添加物として使用される「プロピレングリコール」や「植物性グリセリン」を主成分としている「たばこ類似品」。液体成分には食品添加物類しか含まないため人的被害は少ないとされていますが、食品へ使用する際の安全性が保障されているだけで、肺に吸い込んだ際の安全性が保証されているわけではありません。
尚、法律上たばこ類似品は「タバコ」とはされていませんが、業界団体の自主規制により20歳以上でなければ購入を行うことはできません。
●電子タバコでの禁煙
【禁煙ができない】
電子タバコの評価点で禁煙に有効という言葉を聞くことがありますが、電子タバコなしで禁煙を行っている方たちよりも、電子タバコを使用している人たちの禁煙成功率は約38%ほど低いという結果が出ております。
■参考
国立研究開発法人 国立がん研究センター 様 「紙巻たばこの禁煙方法と有効性を調査」
https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2017/1212/index.html
加えて、電子タバコが入手できる大半の国において、「電子タバコの使用者が平行して従来のタバコを使い続ける」という結果も出ております。
■参考
世界保健機関(WHO) 様 「電子タバコQ&A」より
https://www.who.int/news-room/q-a-detail/e-cigarettes-how-risky-are-they
●日本国内以外で見られる電子タバコの傾向
【ニコチン・麻薬を含むものがある】
日本国内で入手できる電子タバコは基本的にニコチンが含まれておらず、香り成分を含んだものが一般的。
しかし、海外から輸入される電子タバコの中にはニコチンが含まれているものや麻薬成分を混入させ使用する人もいるため注意が必要です。
■参考
東京都生活文化局消費生活部 東京くらしWEB 様 「CBD(カンナビジオール)を~省略~ご注意ください」より
https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/sodan/kinkyu/20200430.html
■加熱式タバコについて
●加熱式タバコ
…基本的に無煙とされており、副流煙などの煙害は紙巻タイプに比べ少ないとされています。
ですがタバコの煙にさらされること自体に安全性のレベルは設けられておらず、判断ができません。
目に見えない範囲での煙の排出もあるかもしれないため、他タバコとの差を考えるのではなく加熱式タバコそのものの危険性・有害性を理解したうえで使用することが適切です。
■参考
e-ヘルスネット 様 「加熱式たばこの健康影響」
加熱式たばこの健康影響
●加熱式タバコの有害性
紙巻タバコに比べ健康被害への影響は低いと可能性があると紹介していますが、一方では紙巻タイプよりも健康被害がおおきいという報告もあります。
例えば、
・紙巻タイプよりもニコチンの体内への吸引量が多い
・体内に入るタールは3割しか減らない
・加熱式タバコ使用者の周囲にいた人の4割ほどが喉の痛みや気分不良を訴えていた
という報告があるなど、紙巻タイプと同等かそれ以上の被害が使用者とその周囲に出ています。
他のタバコにも言えることですが、加熱式タバコも従来のものより健康被害に大きく影響を与える可能性があるため注意しましょう。
■参考
日本禁煙学会 様 資料 より
加熱式タバコの危険性について
※統計は男性のみの情報になります。
●くも膜下出血の発症率について
…図からわかるようにタバコを吸う本数が増えれば増えるほどくも膜下出血の発症率は上昇。他脳血管疾患に比べるとタバコとの関係性が顕著に示されています。
また、参考元である 国立研究法人 がん研究センター 様(https://epi.ncc.go.jp/index.html)によると脳卒中患者のうち男性では17%、女性では5%についてタバコを吸っていなければそれらを予防できたのではと推測をしており、この割合を日本の脳卒中患者にあてはめた結果、男性約12万人、女性約4万人、合計約16万人の脳卒中患者がタバコを吸わないことで脳卒中発症予防ができる可能性があると計算しました。性差があれど喫煙者は全員脳血管疾患リスクがかなり上昇することとなるのです。
■参考
国立研究法人 がん研究センター 様 「男女別、喫煙と脳卒中病型別発症との関係について」
https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/267.html
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