お知らせ
日本人の死因割合 脳梗塞は何位か?
日本人の死因について、1960年頃から現代までで大きく推移しており、
医療技術の進歩、生活様式の進歩によ
■日本人の死因割合
●日本人の死因第一位は「がん(悪性新生物)」
図からわかる通り、日本人の死因第1位は「がん(悪性新生物)」となっています。
実は、1980年以前は脳血管疾患が日本人の死因1位だったのですが、
1981年から現在まで「がん」が死因1位として続いています。
・「がん」が死因トップになった要因
【喫煙】
…一般的に、がんになる原因として最も有名なものが「タバコ(喫煙)」です。
喫煙者の増加によって1980年以降にがん患者が増えたことも一因ですが、
日本の生活様式が変わり以前よりもバランスの取れた食事を摂る機会が増えたことで、
脳血管疾患系の発症リスクが下がったことも推移を変化させた理由と言えます。
尚、タバコはがん以外にも虚血性心疾患や末梢性動脈硬化、血管に対してのダメージも非常に大きいです。
また、喫煙者の周囲の方が喫煙者の吸ったタバコの煙を吸う(受動喫煙)と、例えば乳幼児の場合等は乳幼児突然死症候群などを発症してしまう場合もあります。
●死因第2位「心疾患」
2020年の時点で、心疾患が日本人の死因第2位となっており、がんと同じく、1980年代以降から脳血管疾患全体の患者数が下がると共に、その患者数は増加してきました。高齢化や生活習慣病が原因と考えられています。
・病気の名前ではない【心不全】
…よく死因として挙げられる心不全ですが、実は心不全とは「状態」のことで「病気」ではありません。
「心筋梗塞」「弁膜症」「心筋症」などの心疾患(病気)がきっかけで起こる心臓のポンプ機能低下及び内臓機能低下状態等を指すため、あくまで上記で紹介している息切れ・浮腫みなどは、心疾患という病気がきっかけで起きた心不全状態である、と覚えておきましょう。
●死因第3位「老衰」
通常「高齢者であること以外に明確な死亡要因がない・高齢による自然死」のことを指します。
正確には老衰とは生命維持に関わる脳・肺・心臓他臓器機能が低下することによる衰弱死で、事故や病気による死因を含みません。
近年日本の死亡原因上位だった肺炎などを抑え老衰が3位まで上昇したということは、
純粋に医療水準が上がり疾患などが直接の死因にならなくなってきたことの裏付けでもあります。
身体機能の低下に伴って起きる誤嚥性肺炎などのリスクも老化に併せて上昇していきますが、今後、超高齢化社会が進んでいく・常態化することで「生活の質」を維持・高める動きも進んでいくと考えられるため、老化をきっかけにして起きる疾患にも変動があるのではないかと見込まれます。
参考
がん情報サービス 様「がんの発生や~影響」より
https://ganjoho.jp/public/pre_scr/cause_prevention/smoking/tobacco02.html
国立研究開発法人 国立循環器研究センター 様「心不全」より
公益財団法人 日本心臓財団 様「高齢者の心不全」より
https://www.jhf.or.jp/check/heart_failure/02/
HELENE 様「高齢者に多い~増加傾向に」より
「脳血管疾患」とは、いわゆる脳卒中症状を指し「くも膜下出血」「脳内出血」「脳梗塞」などの病気の総称です。
1950年頃まで「結核」が死亡率一位となっていましたが、それ以降脳血管疾患が約30年間ほどは日本の死因1位となっていました。
現在順位が4位以下となり落ち着いているように見える脳血管疾患の中で、最も発症率の高い脳梗塞についての簡単な概要をお伝えいたします。
尚、脳梗塞についての詳細は当HPで他にも扱っております、是非ご覧下さい。
脳卒中(脳梗塞・脳出血)
●脳梗塞の前兆
…他にも「顔面麻痺」(顔半分が下垂する、動かせない)、「感覚障害」(例:右手だけお湯の熱を感じない、など)といった症状があります。
こういった症状が突然、2~15分、もしくは60分ほど持続して起きた場合には脳梗塞症状を疑いましょう。
・脳梗塞では「頭痛が起きない」
正確には、脳梗塞症状では頭痛を感じません。脳出血・くも膜下出血では血管が破れたり血液が頭蓋内を圧迫することで頭痛が発生しますが、脳梗塞は血管の塞栓が発生して脳機能が止まってしまうため、もし頭痛を感じることがあったとしてもその時には意識障害を起こしていることが殆どです。
●脳梗塞の死亡率・後遺症
劇症化前に治療を受けられることも多いため、初めて発症した場合なら約10%程度に死亡率を抑えることが可能です。
ただし、一般的には脳梗塞発症から約3~6時間ほど経過すると死に至る可能性があると言われており、また時間が経てばたつほど治療後の後遺症が強く残ることになるため、どれだけ早く治療を行えるかが大切になるでしょう。
・脳梗塞の後遺症の一つ「高次脳機能障害」
…脳梗塞の後遺症について、身体麻痺などに続いて影響が強いのが「高次脳機能障害」です。
【高次脳機能障害について】
・半側空間無視:目では見えていても片側に注意が行かない、見落とす、ぶつかるなど空間を認識する力に障害が出ます。
・記憶障害:病気・怪我等、脳梗塞以前のことは覚えているが新しい出来事を覚えることができない。
・感情/社会的行動障害:自身の感情・行動をコントロールできず、やる気がでなかったり脳梗塞以前との人柄が変わってしまう障害
…脳梗塞後遺症にはほかにも身体麻痺・視野障害・嚥下障害などの後遺症が残る場合があり、脳梗塞発症前との生活と大きなギャップを生んでしまいます。
●脳梗塞の再発率
脳梗塞は他の脳卒中症状より再発率が高く、1年以内だと10%、5年以内だと35%、10年以内だと約50%と非常に高い確率で再発する可能性があり死亡率も上昇していくため、脳梗塞の治療後はいかに再発をしないかに注力することが大切になってきます。
・脳梗塞の再発の原因
上記はいずれも脳梗塞含め脳卒中症状の発症要因となる行動や症状。
脂質異常症や高血圧のような生活習慣が度重なって起こる症状については、たとえ脳梗塞が治療できたところで改善はされません。脳梗塞治療の予後次第ですが、食事・運動習慣をしっかりと行い、脳梗塞の再発リスクをなるべく低くしていくことが必要となります。
参考
久保田 脳神経外科クリニック 様「「脳梗塞は」痛くない」より
脳梗塞の痛みについて
ハートシティ東京 様「高次脳機能障害」より
西春内科・在宅クリニック 様「脳梗塞後遺症について~リハビリがある?」より
https://nishiharu-clinic.com/2022/04/13/20220415/
HELENE 様「高齢者に多い~増加傾向に」より
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